んよりとした雲間から、うっすらと射し込む陽の光

まるで崇高な宗教画を思わせる朝

 

カーテンを開けて目に飛び込んで来た景色で、今日という日の運命が決まったようだった

 

 

19回バロー高山店子供将棋大会に遊びに行ってきました

 

もちろん前日の将棋教室から泊まり込みです

 

930分から受付と言われていましたが、お手伝いという名目もあったので、『かみやさんの言う通りに!850分には会場に到着

しかし、当のかみやさんは930分まで現れず

私はその間、入れない店舗の回りをうろうろしておりました

(´Д`)

(よく聞くと、淺井さんたちが前日に用意を済ませておいてくれたようです)

 

えっ?

いやいや、かみやさんは素晴らしい人です

けっして恨んでなどいません

ただレポートど頭の「ちょっとした」エピソードに書かせてもらっただけです

かみやさんはいい人です…[]_-)


て、いきなりそんなこんながありながら、すでに保護者の方々が受付を開始されていました

そうです

この大会の運営は、将棋はわからないけど子供が将棋教室に通っている、というお母さん方が主だって開かれているのです

こんな光景は長野では滅多に見かけません

今は松本お城将棋祭だけかな?

 

また、この運営がてきぱきとしていてスムーズなことこの上ない!

受付からリーグ表の作成まで流れるようでした

19回のノウハウがきちんと受け継がれているので迷いがないのでしょう

忙しくても和気あいあいと笑顔で運営されているのも、スムーズさの一因ですねヽ(´ー`)

 

「スタッフの皆さん色々と素晴らしいですね」というようなことと近いことを、かみやさんと熱く語りながら会場を見て回ると、長野からの参加者が♪

今年は二組

これで僕の顔も立ちました()

存分に楽しんでくれたようで良かったです


会場はちょっとした催し物が出来るようになっており、ステージやマイクも用意されています

 

10時過ぎ、受け付けも一段落して開会式の始まりです

今日の司会進行は参加者の(歌の上手い)お父さんが務めます

挨拶に立たれたのは高山将棋教室支部支部長の淺井さんと、ゲストの浦野真彦八段

浦野八段は昨日からの疲れも見えず、軽快な挨拶をしてくださいました

この大会にはここ数年(ずっとかな)、関西からゲストが来てくださっていますが、どの先生もお話が面白いですね

 

受付横には浦野八段の著書がズラッと並べられていました

カラフルで圧巻です

こうやって集めたくなる衝動をくすぐるなんて流石です()

ちなみに、七手詰めのⅡを購入させていただきました

今はきちんと枕の横に置いてあります

(_ _).oO


午前中はレクリエーションで、大会は午後から三部門に分けて各方式で行われます

レクリエーションのひとつ目は浦野八段のハンドブックから出題される詰め将棋です

みんな問題をパッと見た瞬間、我先にと答えたがります

それもそのはず

正解するとおやつがもらえるのです (>_<)

そんな熱く燃えた子供たちを上手く捌いてくれるのが、この将棋大会の表の顔、高山の将棋普及の星、(高山の夜の帝王)平野さんです

主に県外の子や高山将棋教室支部に関係のない子を選んで解答させてあげる気遣い

間違えても必ず答えに導いてあげる優しさ

私は(高山の夜の帝王)平野さんを心からリスペクトしています

 

(超余談(゜Д゜)

淺井さんと平野さんが、私のことをプリンスとか王子とか揶揄するのは、酒席で「僕は学生時代、八王子に住んでたことがあるんですよ。だから本当の白馬の()王子なんです!がっはっはっ」と調子こいたのが原因です…(TOT)反省)

 

ちなみに、この詰め将棋のコーナーは、隣で右往左往して何の役にも立っていなかった、かみやさんを見ているのが一番面白かったです[]_-)

 

そしてそのひとつ目のレクリエーションが終わる頃、淺井さんが私にさりげなく(?)フリップを渡し、将棋クイズの司会をやれと無茶ぶりを!(o゜;)

 

ここでは「一生懸命やりました」とだけ記しておきます°・(ノД`)・°・

 

(超余談(゜Д゜)2

反省会で「あんなに盛り上げてもらえるとは思わなかった」と淺井さんに慰めてもらいました)

 

クイズは三択で、最後は浦野八段が飼っているペットは何か?という問題も出ました

ちなみに、犬、猫、インコのうちどれだと思いますか? 答えはレポートのラストで!

昼休みを挟んでいよいよ大会です

会場は午前中とうって代わって緊張感に包まれます

しかも、買い物客が往来するオープンスペースということもあってか、独特の雰囲気が漂います

長野県の大会ではまず直面しない雰囲気ですので、気持ちが落ち着かないまま試合に入ると、なかなか勝ちきれないかもしれません

来年ご参加を予定の方はお気をつけ下さい

 

大会はドラゴンキッズ、新人戦、名人戦の三部門に分けて行われました

ドラゴンキッズは将棋覚えたてで、主に低学年から下の子供たちが総当たりで行われました

みんなとってもお行儀よく指していて感心しました

緊張もあったでしょうが、とにかく楽しそうで良かったです

 

新人戦は低学年をメインに、三回戦を戦って決勝進出者が決められ、後はスタンプカードを使って自由対局になります

こちらはみんな緊張していました

(((^_^;)

時計が無いので本格的に考える子も多く、進行が大変そうでしたが、そのお陰で将棋の内容はとってもしっかりしていました

自由対局になると少し緊張も溶け、楽しそうに指していて良かったです

 

名人戦は中学生も混ざって四回戦を戦い、決勝戦進出者を決めていきます

時計も入って真剣さにも磨きがかかります


とにかくレベルが高かった

聞けば北陸や愛知など、かなりの強豪が覇を争っていたようで、地方の大会にしておくには勿体ないような対局ばかりでした

私も入賞したある子と指しましたが、とてもしっかりしていて楽しかったです

 

名人戦の決勝の様子は『同胞』というブログに、詳しい写真と棋譜が載っていますのでそちらをご参考下さい

(^^

 

この大会の決勝はリアルタイムでプロが大盤解説をしてくれます

贅沢ですよね

本当に地方の一大会とは思えません

浦野八段と平野さんの掛け合いも楽しくて、将棋がわからない人達も、数多く立ち止まっていました

 


さて、楽しい大会で終わらせても良いのですが、ひとつ気になった点も挙げておきます

それは手離れの悪さです

駒を持って升目に置く…しかし、数秒そのままの姿勢で、また駒を持った手を引っ込めてしまう

待ったになっている場面もありました

名人戦の対局にも多かったのが非常に残念です

・決断力が身に付かない

・視野が狭くなる

・想像力が働かない

等々、手離れの悪さは上達の妨げにしかならないと思います

これを読んだ、将棋のわからない保護者の方も、こうした注意はお子さんに出来ると思います

ぜひ『駒を置いたらすぐに手を離しなさい』と心得を説いてあげて下さい


さて、表彰式ですが、今年も入賞者に豪華な賞品が用意されていました

あれは親御さんも嬉しいだろうなぁ

兄弟で入賞されたご家族は賞品を持っていくのが大変そうでした

あれこそ嬉しい悲鳴ですね

(^з^)

入賞されたみなさま、おめでとうございますヽ(´ー`)

 

楽しい時間はあっという間

大会が終わると子供たちも率先して片付けを手伝ってくれます

この大会もまた親、子、指導者と一丸となって成功させているんだなと感動しました

運営なさっている保護者の方々が楽しそうで

参加している子供たちが楽しそうで

私をいじる淺井さんと平野さんも楽しそうで()

こんなに明るい将棋大会は他にありません

次回はぜひとも長野からの参加者が増えることを願っています

 

みなさまお疲れ様でした

ありがとうございました

 

最後に、こうした幸せな時間を提供して下さっているバロー高山店始め、そこに出店されているみなさまにも感謝したいと思います

ありがとうございました

 

 

(超余談(゜Д゜)3

打ち上げ&反省会も盛り上がりましたよ~

そのお陰で安房峠であった事故渋滞が回避できました

教えていただいた、長野からの参加者様には感謝いたします(・∀・)


朝に感じた崇高さは、子供たちの笑顔という形で昇華された

帰途につき、自宅で写メを見返しながらしみじみと感じる

心地よい疲れとは今のことなのだろう

また、明日という日常が戻ってくる

 


★クイズの答え・・・・猫でした!