第38期棋王戦五番勝負第一局が2013年2月2日、長野の犀北館で盛大に行われました。
この日を待ちわびていた将棋ファンを大きな駒が迎えます。
この日のために、主催の信濃毎日新聞社さまはじめ県連役員の方が何度も何度も入念な打ち合わせをしてきました。
県内の将棋ファン、そして長野県に訪れる県外の将棋ファン、すべての方に最高の思い出を持って帰ってもらおう!と気持ちをあわせてこの日を迎えました。
県内高校女子による郷田棋王と渡辺竜王への花束贈呈の打ち合わせ。
郷田先生や渡辺先生にはもちろん、会場のお客様に失礼のないように花束をお渡しする角度やタイミングを入念に打ち合わせをしていました。
右の写真はそれぞれ女子を引率してきた高校顧問。右側の先生は女子団体全国優勝を果たした前・岩村田高校の土屋顧問。(当時)
なんと、遠く佐久から電車に乗ってきた女子ふたり。
ふたりとも将棋をはじめて間もない1年生と聞いて驚きました。
はじめてお会いした県内強豪先生とすっかりうちとけガッツポーズ!
「長野の高校将棋界は私たちが盛り上げますっ!」
前夜祭イベントの目玉の一つ。升田幸三、大山康晴両元名人(ともに故人)が、1958(昭和33)年3月に長野市で対局したタイトル戦「第7期王将戦第7局」で使った将棋盤と駒、駒台のセットがオークション!
来場者の目をひきつけてやみません。
長野出身のプロ棋士・田中悠一四段もおいでになりました。
田中悠一四段は物腰やわらかくさわやかな人柄でとても人気があります。
もちろん、長野県将棋情報サイトは田中悠一四段を応援しています!
田中悠一四段は毎年松本で行われている「窪田空穂生家こども将棋教室」の講師としてご参加くださっています。 窪田空穂将棋教室のなりたち(youtube・音あり)
先生方の入場・そしてご挨拶。
日本将棋連盟から田中寅彦先生のご挨拶。
「信濃毎日新聞社さま。創刊140周年おめでとうございます」
田中寅彦先生は松本道場支部の師範代です。
とてもダンディでかっこよかった・・・・(管理人の個人的感想)
花束贈呈。打ち合わせ通りばっちり決まりました!
今回の前夜祭は、写真撮影OK!ということで開会式のあと先生方を囲んでの記念撮影会みたいになりました。
渡辺竜王のところにダッシュしていった高校生たち。
竜王は学生にとても人気があります。
カメラを持って渡辺先生を(ぽ~っと)みていると近くにいるおじさまがたが「撮ってやるから早く並んで並んで」と。「え。いや。そんな・・・いいです・・・」といいながらもカメラはおじさまの手へ渡る素敵なシステム。
これはまさか打ち合わせにはなかったでしょうが、長野の人は親切です。
おかげさまでいい記念になりました。
郷田先生。
会場の一角に目を引く華やかで美しい一団がおりました。
聞いてみたら郷田先生の女性ファンでみなさんそれぞれ遠くから長野で大集合されたとのこと。
郷田先生のモテっぷりに驚きました。
歓談の途中で長野県支部連合会 北村会長のご挨拶。
北村会長は36年にわたってながの東急将棋まつりの企画・運営をされていた方です。
おまちかねのお楽しみ抽選会。
プロ棋士のサイン色紙や扇子。
それに協賛各社の豪華賞品。
くじを引くのは松本在住の長沢女流四段。
いつまでもかわいらしい笑顔が素敵な長沢先生には県内男性ファンがたくさんいます。
長野のおじさんたちはいつも「小さいころのちかちゃんに勝った」とか「負けた」とかうれしそうに話をしています。
かどの大丸の藤井寿人会長からは貴重な地酒のプレゼント。
藤井さんは長野で将棋の普及にご尽力されています。
長野でおそばといったら善光寺前の「かどの大丸」ですよ~!
タイトル「持ってる男」
全国的に有名な詰将棋作家筒井氏。
翌日も色紙をひきあてたとか。持ってる男は違いますね~。
筒井さんは毎年4月の詰将棋選手権一般戦(長野県内会場)を運営されています。
タイトル「持ってる支部」
長野安茂里支部からは二人当選者が!
長野安茂里支部は毎月1回の例会と2回のこども教室を欠かさず運営しています。
お近くの方は是非一度足を運んでみてください。
郷田棋王・渡辺竜王の明日の対局への意気込み。
和気あいあいとした会場もこのときばかりは静まって先生方のお話に耳を傾けました。
郷田棋王 渡辺竜王ご退場。
場内割れんばかりの拍手でした。
さわやか上村亘四段。
またぜひぜひ長野にいらしてくださいね!
やっぱり素敵な田中悠一四段。
長野県将棋情報サイトはこれからも田中悠一四段の魅力を発信したいと思います!
中締めあとも、あちらこちらで歓談が続きます。
本当に楽しい前夜祭でした。
参加できて幸せだったなぁぁぁ。